〜言葉以外の選択肢を生み出す〜"Existence is movement. Action is movement. Existence is defined by the rhythm of forces in natural balance."-Rudolf von Laban「存在とは動きである。行動とは動きである。存在とは、自然のバランスが生み出す力のリズムによって定義される。」-ルドルフ・フォン・ラバンあらゆる舞台の上で、最初に現れるものはなんでしょう?ピーター・ブルック曰く演劇を定義づける存在は:空間舞台上の身体観客の3つとされます。この3つの中でまず最初に存在するのは、「空間」でしょう。その次に身体、最後に観客と続くように思われます。空間を操ることができるのは、舞台セットと俳優の身体でしょう。舞台セットは俳優の訓練とは直接関わりがないため、ここでは割愛します。演劇を定義づける3つのもののうち、2つが直接的に俳優の身体に関わりがあり、身体は私たち個の物質的存在を証明します。存在は冒頭のラバンの引用によると動きであるため、身体=動き(ムーブメント)となります。このように20世紀以降の演劇では、特にムーブメントの重要性が語られ、俳優訓練の中で必須のものとなります。*身体の舞台芸術における重要性についてはこちらの内容もご覧ください。%3Cdiv%20class%3D%22iframely-embed%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22iframely-responsive%22%20style%3D%22height%3A%20140px%3B%20padding-bottom%3A%200%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftheatreschola.jp%2Fworks%2Flarval_character%22%20data-iframely-url%3D%22%2F%2Fiframely.net%2FVC1mjaR%3Fcard%3Dsmall%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cscript%20async%20src%3D%22%2F%2Fiframely.net%2Fembed.js%22%3E%3C%2Fscript%3Eこのワークショップでは、ラバン・エフォートと呼ばれる動きの細分化と分類、分析を学びそれを実践することで、ご自身の動きのバラエティを増やし、より多様に操れるようになることを目的とします。また同時に動きの向きと大きさ(作用)の表現としての属性を理解し、その可能性を探ります。身体と空間の理解が深まることで、セリフの真実性や説得性が増し、また言葉とよりつながるきっかけを掴むこともできます。クラスフォト(3ヶ月集中コース 2023)どうしても文字化すると堅苦しくわかりづらいかもしれませんが、実際に動いてみることで、案外簡単に理解できるかもしれません。"I loved to dance because I was scared to speak. When I was moving, I could feel."-Pina Bausch「話すのが怖かったから踊る方が好きだった。動いていると感じることができた。」-ピナ・バウシュぜひ一緒に動きの可能性を探求してみましょう。■このWSで学べることリズム、スペース、ビルドアップなどの演劇の基礎構成と知識上記の実践と応用ラバンエフォートに基づく動きの分類と分析ラバンエフォートに基づく動きの細分化と実践それぞれの動きの意味の多様性と可能性空間感覚と利用空間と思考(言葉)との結びつきと理解