〜キャラクターで今ここにある演技をする〜このワークショップは演技経験の有無を問わず、どなたでも参加できる特別な2日間のプログラムです。経験豊富な講師陣とともに、遊び心と身体表現を通じてパフォーマンスの喜びを発見し、創造的な表現力を磨いていきます。即興やシンプルな身体技法を取り入れ、キャラクターを発展させながら、舞台上でより自由に輝くためのヒントを学びます。1日目:『喜びを見つけ、生き生きとした身体を作り、すぐに反応できる準備を整える』Joannaパート:-フーリング(fooling)エクササイズと即興ゲーム-遊びと自発性を通じたキャラクター作業の準備ジョアンナの最初のセッションでは、さまざまなゲームやエクササイズを通じて、パフォーマンスの喜びを探求します。これらのアクティビティは、即興性や遊び心を促し、想像力や演技を個人的・社会的な制約から解放することを目的としています。達也パート:-Le Jeu(レ・ジュ)に基づくエクササイズ-反応力と軽やかさを育む演劇ゲームこのセッションではゲーム(レ・ジュ)のエクササイズを通して、舞台上でいきいきと存在することに取り組みます。その場にきちんといることができて初めて、さまざまなものに反応することができるようになります。初日は、俳優が考えすぎることから解放され、動きと遊びの中で喜びを見つけることに重点を置きます。身体と心を整え、キャラクター作りに取り組む準備を整えます。2日目:『キャラクターを身体から生み出す』達也パート:-ラーバルマスクの紹介-動きとマスクワークを通じたキャラクター探求-あらゆる演劇形式に応用可能な基本的なマスク技法舞台で必要となる身体と基本的な扱い方を、特徴的なスイス生まれのマスクを使って学びます。マスクの基本は舞台表現の基本でもあり、スタイルにとらわれず様々な形式の表現に利用でき、またキャラクターを生み出すことの楽しさと自由さを取り戻します。Joannaパート:-5元素を使ったキャラクター開発-キャラクターの要素を探る即興エクササイズ-元素を活用して身体と存在感の理解を深める5つの元素を活用した実践的なキャラクター創作ツールを紹介します。参加者は、全体グループや小グループでのエクササイズを行い、キャラクターダイナミクスの共同探求を深めます。ワークショップの最後には短い即興パフォーマンスが行われ、新しく習得したスキルや洞察を発表する場が設けられます。身体性を優先することで、俳優は身体が表現の妨げになるのではなく、創造性とキャラクター発見のためのツールとなることを学びます。講師紹介:Joanna Rosenfeld/ ジョアンナ・ローゼンフェルドPhoto by JulieAnn Atwalborn and raised in Germany, is an award winning (outstanding theatre award Brighton 2018, audience choice award Rialto Theatre 2021) British performance and theatre artist, with a movement practice based in CI, Butoh and physical theatre. In Japan she has performed with Conan Amok in Luminous Ashes at Dance Base Yokohama and Con Ton Ton Vivo in Tokyo, at Suisei Nakano in her solo Resonant Void, at Yuko Kawamoto’s Butoh Camp at the Saruhashi Studio and at Noutan Arts Space with Azu Minami, Tetsuro, and Conan Amok.ドイツ生まれ。英国拠点のパフォーマーおよび演劇アーティスト(2018年ブライトン優秀演劇賞、2021年リアルト劇場観客賞)。彼女はコンタクト・インプロヴィゼーション、舞踏、フィジカル・シアターの経験に基づいた表現を創作します。現在創作リサーチのため来日中。日本では、横浜のダンスベースで行われた「ルミナスアッシュズ」でコナン・アモックと共演し、東京では「コン・トン・トン・ヴィヴォ」に参加しました。また、猿橋スタジオでの川本裕子の舞踏キャンプや、アートスペース濃淡の間にて、南阿豆・ゆあさ てつろう・ 阿目 虎南らとも共演、精力的な活動を行いました。中野にある水性にて自身のソロ公演「Resonant Void」も発表しました。安本達也/ Tatsuya YasumotoPhoto by John Matthews舞台芸術家。大阪芸術大学出身。卒業後三重県私費海外留学生奨学金(MIEF)奨学生として渡英、East15 Physical Theatreコース卒業。RADA Shakespeare Certificate取得。帰国後はInternational Centre for Theatre ArtsにてAssociate Director及びパフォーマーとして舞台作品を制作。日本をはじめイラン、韓国、香港などでワークショップや公演を行う。Iran International Festival of University Theatreでのパフォーマンス「UNtitled」では”最も優れた演出家のひとり”と賞賛された。コンタクトインプロ(CI)についての造詣も深く、各国でワークショップを開く。Kaeja Elevations®認定講師。CI歴は10年以上。舞台作品は、パペットやマスク、ダンスなどストーリーにあった手法を用いた型にはまらないものであることが多い。2023年度より現代アートとしての新しい舞台芸術の可能性を育むため、演劇の学校|シアタースコラを開校。同校の代表を務める。CIを起点としたパフォーマンスと教育を行う団体、ParaCollageを2023年に設立。A theatre maker, graduate of Osaka University of Arts. After graduation, he moved to the UK as a recipient of the Mie Prefecture Private Overseas Study Scholarship (MIEF) and graduated from the East 15 Physical Theatre course and obtained a RADA Shakespeare Certificate. Upon returning to Japan, he worked as an Associate Director and performer at the International Centre for Theatre Arts, creating stage productions. He has conducted workshops and performances in countries such as Japan, Iran, South Korea, and Hong Kong.His collaborative performance “UNtitled” at the Iran International Festival of University Theatre was praised as being led by “one of the most outstanding directors.” He has deep expertise in Contact Improvisation (CI), has been practicing it for over 10 years, and conduct workshops internationally. He is a certified Kaeja Elevations® instructor. His stage works often break conventional forms, incorporating elements like puppetry, masks, and dance to suit the narrative. In 2023, he founded Theatre Schola, a school dedicated to cultivating new possibilities for contemporary stage art, and currently serve as its director. That same year, he established ParaCollage, a group that focuses on performance and education through the lens of CI.『実践から学んでいく』ワークショップが終わるころには、創造力を広げる新しいヒントや、演技の自由さ、キャラクターへの理解が深まっていることでしょう。この体験は、俳優としての表現の可能性を広げ、これからの活動に役立つ大切な学びとなるはずです。この貴重な機会をぜひお見逃しなく!お会いできるのを楽しみにしています。