〜人物を試行錯誤する〜キャラクターってなんでしょう?わたしたちはどのようにして、舞台上の人間の「個性」を捉えるのでしょう?キャラクターとは振る舞いです。action is reactionと言いますよね。演技とは反応であるというこの言葉ですが、では何に反応しているのでしょう?反応とは、何かしらの外的な要因によって起こるもので、それは人、もの、事柄や言葉、自然…つまりは世界に対して起こるものです。character is behaviour(振る舞い)と言います。振る舞いとは、「その反応をどのように行うか?」です。例えば感謝を伝える時。簡単に済ます人もいるだろうし、丁寧にする人もいる。無言で返す人もいるでしょう。また返すにしたって、どこを見て、何で、すぐ反応するのか、ゆっくりなのか。世界に対してどう反応するかを見つける。それがキャラクターを作ることのように思います。このクラスでは、様々なキャラクターの作り方について学び、実践します。その方法は本当にさまざまで、一様に、万人にとってベストな方法というものはありません。ですが自分にとってよい方法というのはきっとあるはずで、もし現存しなければそれを作ってしまうこともできます。その方法を見つける中に、自分のアートが見つかるでしょう。一緒に探しましょう。