安本さんは演技や物事の本質を捉えようとされている方なのだと思います。というのは、わたし自身が、ワークに参加させていただいた後そういった視点をもって考えてみる機会が増えたと感じるからです。技術を体験するというよりも根本的な発想方法を体感するといった感じのワークでした。本質を見据えた上で、様々な細かいことに細分化してアプローチしていく。そのため内容は多岐に渡りましたが、こんなに細かいことをこんなに人生かけて考えていらっしゃる方がいる、それに、ここにはそれを学ぼうとしている人たちがいる、その仲間意識?みたいな不思議なつながりの場のあたたかさ。オープンなコミュニティが成立していて素敵だなと感じました。 ちなみに安本さんの「Le jeu」を受けて今気になっているのは、ルールについてです。ダイバーシティなど多様化が叫ばれる現代、ルールの適用範囲も細分化してきている体感があります。そんな中で、普遍的なルールはあるのかないのか、個性をどうルールにはめていくのかみたいなことをあれから漠然と考えています。宿題をもらった感じです、この視点にはしばらく頭の片隅にいてもらおうと思います。