3ヶ月集中コースを2度受けて思うことは、「まだ足りない!」です。多分何度受けても変わりません。俳優修行にはゴールがなくて、それはとてつもなく豊かな道だなと、心から思います。私は新国立劇場演劇研修所を修了して事務所に入り、それから俳優として本格的に活動しています。活動を始めてからすぐにスコラと出会えたのは、本当にラッキーでした。「どうすればもっと豊かに、魅力的に、面白くなるだろうか」と、目を光らせながら汗をかきながら試し続ける6ヶ月でした。何度も何度も試しては失敗して、そこから何か発見していく。それも軽やかに。こうやって時間をかけることは、表現者にとってとても必要なことなんです。すぐに正解を求めたくなるし、安心できるところで立ち止まっていたくなるものですが、少しでもそっちに傾こうものなら、「失敗は宝箱!」と達也さんが発破をかけて下さります。たくさん笑ってたくさん泣きました。代謝が良くなります。間違いなく健康になれます。あと、3ヶ月後には必ず三点倒立できるようになってます。身体って本当に面白いです… まだまだ知らないことがたくさんあります。さて「試していく」と言いましたが、何が難しいって、細かくひとつひとつ正確に、シンプルにやることなんです。今まで無意識に「なんとなく」やっていたことをやめる。すごく集中力のいる作業ですが、その時間は財産です。課題もたくさん見つかりました。リズムってなんだ?伝えるってなんだ?伝わるってなんだ?何が面白いのか?どうすれば面白いのか?空間は有効に使えているか?選択が偏っていないか?複雑にし過ぎていないか?余計な力は入っていないか?呼吸は止まっていないか?リスクを取れているか?、、、並べ出すとキリがありません。意識することがいっぱいです。とにかくやってみて、見つけていくしかないんです。「今何ができるか」で全てが決まるから。悩むより動け、です。長々と書いてしまいましたが、一言で言うと、受講して本当に良かったです。特に、表現者として自分の可能性を広げたい人身体からのアプローチをたくさん試したい人、知りたい人今の自分の活動や環境に不安・疑問を抱いている人表現者として「楽しい」がわからなくなってきた人とにかく突破口が欲しい人熱意はあるがどうしていいかわからない人そんな方々にはスコラの3ヶ月集中コース、とてもおすすめです。そしてスコラには「奨学制度」があります。私が3ヶ月集中コースを2度も受けられたのは、この奨学制度を利用できたからです。(正直、隠しておきたいくらいですが)ご興味ある方は是非チェックしてみて下さい。今後はCert.2、Cert.3も開講予定だそうなので、とても楽しみです!