私は舞台を中心に俳優活動していましたが、2022年1月のWSを参加を機に、身体を軸にした表現に興味を持ち、2022年10月より英国の演劇学校 “East 15 Acting School” にて演技を学んでいます。それほど達也さんのワークから大きな影響を受けました。達也さんのワークでは身体を使ったトレーニングを通して、表現者にとって重要なテーマに取り組んでいきます。例えば、「パフォーマーにとって良い状態」とはなにか。呼吸をすると体はどのように変わるのか、それは他人と関わる際にどんな効果を生むのか。一般的に「リラックス」で片付けられてしまうことも、自分の身体を通して探っていくことで「言葉にできないけどこの感覚だ!」という自分の指標ができ、パフォーマンスする際に大きく役立ちました。各ワーク後のフィードバックもとても実りがある時間で、やっていて感じたことや新たに発見したことをシェアしてくれたりする方もいれば、中には「全くわからない」という素直なものまでありました。でも「わからない」ということすら楽しめることが達也さんのクラスの特徴でもあります。それを紐解いていくうちに、それが身体感覚や言語感覚の違いについて深めるきっかけになったこともありました。(現に「わからない」と発言した方は、その後ほぼ毎回参加されていました。笑) 思ったこと、感じたことを素直にシェアすることでみんなも学びになる、とても素敵な空間でした。多種多様なワークがありますが、どれも達也さんの卓越した知識と経験から、安全に学べる場と表現者にとって重要なヒントを与えてくれます。温かい涙や、爆発したように笑える瞬間もたくさんありました。皆さんにとって「のびのびと学ぶ喜び」を感じれる場になることを確信しています。