「シンプル・クラウンのWSやっとるトコあるやんけ。行こ」スコラとのご縁はこんなかんじでスタートしました。ホント、ただそれだけで参加しました。その後あしかけ2年間弱でサート1含め、結局6回スコラのコースに参加しました・・・どういうことや。じぶんは絵描きが本業なので、他の参加者さんたちの「ここはいい場だ!」みたいな相対評価ができるわけではありません。そんな通りすがりのひとりの絵描きが、なぜここまでスコラに通っているのか?ということを考えてみようと思います。1、達也さんの演劇愛が爆発してるからほとんどこれに尽きます。私はさかなクンと海でデートするのがかねてからの夢なんですが、スコラでわたしが充たされているのはさかなクンとのデートと、ほぼ同じ効用あってのことかと。演劇に人生をかけてきて、演劇が大好きである人とその道を探求できるなんて楽しいじゃないですか。表向きに「〇〇が好き」とか言ってても、一皮むいてみれば、専門知識を見せびらかしたいだけの人とか、その道に詳しいことでふんぞり返ってチヤホヤされたいだけの人とか・・・口で言ってることとは違った目的で活動しちゃってる人って、実はいっぱいいると思うんですよね。ときおり演劇への愛が昂じて(達也さんが)殺気立つこともあるけど笑、「(演劇への)愛ゆえなんじゃろうなあ」と思ってみてるので、深刻なこわさは感じないです(ちなみに「殺気立つ」と言っても、それは参加者に対してではないですよ)。2、達也さんのエンジンが愛ゆえ、関わりやすいため「どういう意味?」ってなると思うので、補足します。あくまで私からみた感覚ですが・・・達也さんがスコラやってる理由って、「演劇への愛」ひいては「人間や人生への愛」って感じがします(もし「愛」という言葉が甘すぎるなら、「リスペクト」と読み換えてもヨシかと)。じゃないとやってらんないと思う(本人に確認とってません、私の推測ですよ)。なので「スコラは、達也さんがこの世へせめてもの気持ちで送り出している『ラブリー爆弾』なんだろなあ」という風に私は受け取ってます。ロックンロールバンドで「ファ〜ック!!」と世界へ愛をシャウトするのもひとつの手ですが、達也さんは「ファ〜ック!!」と中指立てる代わりに、スコラで人を育て、建設的なやり方で演劇へラブを放たんとしているのだろうな〜と。なので、その大きなラブに与するならば、こちらがいつ、いくら、どんな球をブン投げようが、達也さんは返してくれます。わたしがスコラ好きな理由はそこかな。達也さんが演劇への愛からブレないから、そこへリスペクト(達也さんの演劇へ、ではなく自分から演劇への)があれば何しても大丈夫。その簡明さが、わたしをとってものびのびさせてくれています。3、「異端児が生まれるのがいい教育」という方針どういう話の流れかわすれましたが、ワークの最中ぽろっと「似たような優秀さを備えた人を量産する、工場や軍隊みたいなことがしたいわけじゃない。『異端児が生まれるのがいい教育』という言葉を残した人がいるが、自分もそう思ってる」と言ってたの聞き、ずいぶん安堵した記憶があります(軍隊的教育に全くなじめない人生だったので)。その言葉にたがわず、ひとりひとりを見つめ、言葉を紡ぎ、手間を惜しまず頭をひねってくれているのは、言外に伝わります。講師が手を抜いてラクしようと思えばいくらでもできるところで、懸命にしないようにふんばってくれてるっぽいなァというのは肌で感じます。ほかにもありますが、上の3こでだいたい言いたいこと言えました。ほかのグッドポイントは、すべて上の3つから派生するものなので割愛します。ここまで主観100%の話してきましたが、演劇は絵や生活、子育てやらいろんなところと繋がっていてひじょうに興味ぶかいです。からだとこころとあたま全部使うからね。ぜんぶ、生きてりゃつかうもんなので、応用範囲もひろいです。日々のさまざまなことに、演劇的視点から光があてられ「へえ〜!じゃ、これはどう考えんの?」とか心身で、スコラでころころ転がすのが刺激的だから、きっと絵描きはスコラに通っておるのだと思います。